漫画を作ってみたい。でも、私は絵が描けません。以前なら、この時点で諦めていたと思います。
ところが今回は、ChatGPTへキャラクターの性格や場面を伝え、会話しながら4コマ漫画を形にすることができました。完成したのは、猫の「ぷてぃちゃん」が登場する「ぷてぃちゃんの日々これ好日」です。
もちろん、一度の指示ですべて完璧に出来たわけではありません。最後のコマが潰れたり、Instagram用に分けると縦横比が合わなかったり、タイトル画像を別に作る必要があったりしました。
それでも「ここを直してほしい」と言葉で伝えながら、少しずつ完成へ近づけられました。出来ました! 今は、絵が描けない人でも漫画作りに挑戦できる時代なのだと実感しています。
この記事では、実際にぷてぃちゃんの4コマ漫画を作って分かった、ChatGPTで漫画を作るコツと注意点を紹介します。

絵が描けない私が4コマ漫画を作ろうと思った理由
最初から本格的な漫画家を目指したわけではありません。商品の宣伝ばかりを投稿するのではなく、キャラクターの日常を描いたオマケのようなコンテンツがあれば、楽しみながら名前を覚えてもらえるのではないかと考えました。
そこで、猫のキャラクター「ぷてぃちゃん」を主人公にした4コマ漫画を作ることにしました。シリーズ名は「ぷてぃちゃんの日々これ好日」。販促を前面に出すより、ぷてぃちゃん自身を好きになってもらうことを優先したタイトルです。
漫画の制作経験も、作画の技術もありません。それでも、ストーリーと見せたい雰囲気を文章で伝えることならできます。ここをChatGPTに手伝ってもらいました。
この記事で伝えたいこと
ChatGPTを使えば、誰でも一回でプロ品質の漫画が完成する、という話ではありません。絵が描けなくても、キャラクター・物語・修正点を言葉にできれば、漫画制作へ参加できるようになったという実体験です。

ChatGPTで4コマ漫画を作る基本の流れ
1.先にキャラクターの設定を決める
漫画を作る前に、主人公がどんな見た目で、どんな性格なのかを決めます。今回のぷてぃちゃんでは、猫らしいかわいさだけでなく、シリーズとして覚えてもらえる個性を意識しました。
服装、体形、目、毛色、表情などを基準画像で決めておくと、別の場面を作るときに「このぷてぃちゃんと同じキャラクターで」と伝えやすくなります。
以前作った猫キャラクターで、目や口元をそろえるために修正した経験は「ChatGPTでLINEスタンプ用の猫キャラを制作!口元の失敗と表情をそろえる修正のコツ」でも紹介しています。
2.4コマの役割を文章で決める
いきなり「面白い4コマを作って」と依頼するより、各コマで何が起きるかを先に整理した方が作りやすくなります。
・1コマ目:状況を見せる
・2コマ目:ぷてぃちゃんが行動する
・3コマ目:予想外の出来事が起きる
・4コマ目:オチや余韻を見せる
セリフ、表情、背景、小物、カメラの距離もコマごとに書きます。文章の台本を先に作れば、絵を描けなくても物語の設計には参加できます。
3.画像サイズとコマ割りを最初に指定する
今回、完成した4コマを確認すると、最後のコマが潰れて見える問題が起きました。4コマすべてを一枚に収めることは伝えていましたが、全体の縦横比や各コマの高さが十分ではなかったのです。
そこで、画像を縦に伸ばしてもよいことを伝え、4つのコマが均等に見えるよう修正しました。

この辺りが注意!
「4コマ漫画を作って」だけでは、横長・正方形・縦長のどれになるか分かりません。縦長の一枚/4段構成/各コマを同じ高さ/枠線を明確に/最後のコマも潰さないなど、レイアウトまで指定しましょう。
4.一度に全部直さず、問題の場所を具体的に伝える
修正するときは、「何か違う」「もっと良い感じに」だけではなく、問題の場所と残したい部分を伝えます。
今回なら、「ぷてぃちゃんの表情や内容はそのまま」「最後のコマが潰れている」「画像を縦に伸ばしてよい」「4コマすべてを読みやすくする」という形です。
気に入った部分まで作り直されないよう、残すところと変えるところを分けるのがコツです。修正後に「よいですね!」と思える形へ近づきました。
実際に失敗したポイント1:最後のコマが潰れた
AIは、物語の内容だけでなく、文字、キャラクター、背景、コマ割りを一枚の画像へまとめます。要素が多いほど、どこかが小さくなったり、形が崩れたりする可能性があります。
今回は最後のコマが十分な高さを確保できず、内容が潰れて見えました。そこで全体を縦長にし、各コマへ必要な空間を確保しました。
完成画像は雰囲気だけで判断せず、上から順番に各コマを確認する必要があります。特に最後のコマは、画像生成時に狭くなっていないか注意したいところです。
実際に失敗したポイント2:Instagramでは正方形の方が見やすかった
縦長の4コマ漫画が完成したあと、Instagramにも投稿したいと考えました。そこで4枚のカルーセルへ分割しましたが、単純に切り分けただけでは、各コマが正方形として見やすい構成になりませんでした。
「コンテンツの漫画自体を、せめて正方形にできないか」と修正し、Instagramで一枚ずつスワイプして読める形へ調整しました。
媒体ごとに画像を作り分ける
ブログでは縦長の4コマ全体、Instagramでは正方形の各コマというように、同じ漫画でも見せ方を変えます。最初から、縦長の完成版と正方形の各コマを両方作る前提で設計すると再利用しやすくなります。
漫画本編とは別に、1枚目の表紙を作る
Instagramのカルーセルでは、いきなり1コマ目から始めるのではなく、キャッチーなタイトル画像を追加しました。
表紙は、中心より少し上へ「ぷてぃちゃんの日々これ好日」をロゴのように大きく配置し、背景では、ぷてぃちゃんが蝶を追いかけている構図にしました。
本編の内容を説明し過ぎず、明るく楽しそうな世界観を見せる表紙です。シリーズ名とキャラクター名を最初に見せることで、「これは何の投稿だろう?」と興味を持ってもらう狙いがあります。
ChatGPTへ伝える依頼文の例
今回の経験をもとに、最初の依頼文を整理すると次のようになります。
4コマ漫画の依頼例
同じ猫キャラクターを使い、縦長の4コマ漫画を作ってください。4段構成で、各コマの高さを均等にし、白い余白と枠線を入れてください。キャラクターの毛色、目、服装、体形を全コマで統一してください。各コマの内容は、1コマ目[状況]、2コマ目[行動]、3コマ目[変化]、4コマ目[オチ]です。セリフは日本語で、読みやすく配置してください。
一度で完成を目指すより、まず全体を作り、キャラクター、セリフ、手足、背景、コマの大きさを順番に確認して修正する方が現実的です。
キャラクターをそろえるために確認すること
シリーズ化する場合は、一話だけの完成度よりも、毎回同じキャラクターに見えることが大切です。
・顔の輪郭と体形
・毛色や模様
・目と口の形
・服装や小物
・キャラクターの性格に合う表情
・名前やシリーズロゴの表記
基準となる画像を会話へ添え、「この画像のぷてぃちゃんを維持してください」と伝えます。それでも細部が変わることはあるため、完成後の目視確認は必要です。
この辺りが注意!
AI画像では、文字の誤り、指や手足の崩れ、小物のつながり、キャラクターの変化が起こることがあります。セリフだけでなく、各コマを拡大して確認しましょう。修正時に別の部分が変わっていないかも見直します。
本当に「誰でも漫画を作れる時代」なのか?
私は、少なくとも漫画制作へ挑戦する入口は、以前より大きく広がったと感じています。絵を描く技術がなくても、キャラクターの設定、台本、表情、構図を言葉で伝え、画像を作りながら修正できるからです。
ChatGPT Imagesは、文章から新しい画像を作るだけでなく、既存画像をアップロードして変更内容を伝える編集にも対応しています。背景透過や縦横比も指示できます。
ただし、AIがすべてを考えてくれるわけではありません。「誰に見せたいか」「どんな性格のキャラクターか」「4コマ目で何を感じてほしいか」を決めるのは人です。
作画が出来なくても、企画、台本、演出、修正の判断はできます。AIは漫画家の代わりというより、自分のアイデアを目に見える形へ変える制作パートナーだと感じました。
公開前に確認したい権利と表記
AIで作った画像を公開・販売する場合は、利用しているサービスの規約を確認します。また、既存作品のキャラクター、企業ロゴ、有名人などに似せ過ぎないよう注意が必要です。
自分で考えたキャラクターでも、生成した画像をそのまま信用せず、第三者の権利を侵害する要素がないか確認します。漫画内で商品名やブランドを使う場合も慎重に判断したいところです。
今回覚えておきたい7つのコツ
ChatGPTで4コマ漫画を作るコツ
① キャラクターの基準画像と性格を先に決める
② 各コマの役割を文章の台本にする
③ 縦横比、4段構成、各コマの高さを指定する
④ 残す部分と修正する部分を分けて伝える
⑤ セリフ、手足、小物、最後のコマを拡大確認する
⑥ ブログ用の縦長とSNS用の正方形を作り分ける
⑦ 表紙画像でキャラクター名とシリーズ名を覚えてもらう
まとめ:絵が描けなくても、漫画作りは始められる!
今回、ChatGPTとの会話から「ぷてぃちゃんの日々これ好日」という4コマ漫画を作り、Instagram用の正方形画像や表紙、アイコンまで展開しました。
最後のコマが潰れる失敗もありましたが、「画像を縦に伸ばしてよい」「各コマを読みやすく」と伝えることで修正できました。うまくいかなかった部分も、次の漫画を作るための知識になっています。
漫画を作ってみたかったけれど、絵が描けないから諦めていた方も、まず短い4コマから試してみてはいかがでしょうか。頭の中にある物語を言葉にできれば、最初の一歩を踏み出せます。
これからInstagramの「GOGO!ぷてぃちゃん」でもシリーズを続け、どのような反応があるか実験していきます。いい感じです! 次は、今回の失敗を生かして、最初から媒体ごとのサイズを考えて作りたいと思います。
このブログについて
「Web制作者のAI実験室」では、Web制作歴15年以上の私が、ChatGPTを使った画像・漫画制作、ブログ運営、個人開発、収益化へ挑戦する過程を記録しています。完成した結果だけでなく、「ここが崩れた!」「こう直したら出来ました!」という実体験も紹介します。
※ChatGPTの画像機能や利用条件は変更される可能性があります。最新の操作方法は「ChatGPTの画像:公式ヘルプ」をご確認ください。


コメント